ERTに出会うまで No.1

「アレルギー発症~脱ステロイドへの決心?」

初めまして。セラピーサロン カーナ代表の吉松です。本日は、なぜ私がERT療法の施術をさせて頂くようになったのかをお話しさせて頂きます。

子供の頃からアレルギー体質ではありましたが、気になる程ではありませんでした。本格的にアレルギーが出だしたのは、高校3年生の夏、山にキャンプに行った時のことでした。腕を蚊に刺されて腫れあがり、それが化膿してトビヒのように広がってしまったのです。

病院に行って処方してもらったのが「リンデロンVG軟膏」という、ステロイド成分と抗生物質が含まれた塗薬でした。

薬を塗っていてもなかなか治まらず、半年以上も化膿していました。これをきっかけに、身体の他の部分まで敏感肌となり、とうとう「アトピー性皮膚炎」と診断されるようになりました。

そしてアレルギーマーチ(※アトピー素因のある人に、アレルギー性疾患が次から次へと発症してくること。アレルギーの行進という意味)により、「アレルギー性鼻炎」「気管支喘息」と発症し、ガッツリ3本立てのアレルギー体質となってしまいました。

後に、ERT療法の説明で詳しく話そうと思っていますが、中井代替医療研究所の中井茂樹院長の診察を初めて受けた時、「化学物質過敏症」と診断されたのですが、「キャンプで蚊に刺された時に、肌用虫除けスプレーを使った?」と聞かれました。実際、体に直接スプレーするタイプの虫除け剤ををかなりふりかけた記憶があります。中井先生は「その虫除けスプレーが、化学物質過敏症のスイッチを入れた」とおっしゃいました。

話を戻します。その後、抗アレルギー剤の飲み薬やステロイド剤の塗り薬で症状を抑えていましたが、年々反応するものが増えてゆき、気管支喘息の症状が一番ひどくなり、40歳になる頃には風邪を引けば肺炎まで併発し、一年に4回も肺炎になって薬漬けの日々を送っていました。

さすがに「免疫力なさすぎ!」と自覚し、自分の身体と向き合ってゆくのですが、その頃はお薬を手放せない毎日だったので「このステロイド剤や抗生物質の薬が免疫力を下げているのだ」と極端な考えで、短絡的に「脱ステロイド」という選択をしたのです。

つづく


※決して「脱ステロイド」を否定しているわけではなく、あくまでも、私の経験からお話しさせて頂いております。どのような治療を選択するかは各個人の自由です。ただ「脱ステロイド」をするならば、それに詳しい医師の元で適切な指導を受けながら取り込むことが大切だと考えております。


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