ERTに出会うまで No.2

「脱ステロイドをやめる~そして今」

脱ステロイド・体質改善の期間は、経験された人なら分かると思いますが、肉体的にも精神的にも、とても苦しく辛いです。38℃の高熱が1ヶ月近く続いたり、夜は布団が肌に当たっただけで痛みや痒みで飛び起き、安心して寝ることがままならず、起きている時間も、動く動作が痒み・痛みにつながる毎日・・・。

なぜ、丸3年も続けたのか?それは「この期間さえ乗り越えれば、リバウンドを繰り返しながらも、改善して治る」と信じていたからです。

けれども同時に、この期間は自分自身を様々な角度から内観することができた大切なプロセスの期間でした。最初は、食べ物・身体に使う物・水・衣類等に対し「これはダメ!あれもダメ!」と排除してゆくことで神経を使い、内に内に入り、内向的になっていきました。また、外出すると風に当たるだけで痛みがあり悪化するので、生活面も引きこもりがちになっていました。

そうして、色んな民間療法を試していくなかで、食べる物の栄養面や、睡眠などの生活習慣を見直した時、自分自身の身体を大切にしてこなかったことに気がつきました。

一進一退の状態の中、4年目に入った頃にリバウンドが起きた時に、とうとう「脱ステロイドをやめよう」と決心しました。肉体も精神も限界になっていました。

平成25年1月11日、この日の事は今でも鮮明に覚えています。決心の表れなのか、神棚の前で手を合わせて「脱ステロイドは今日でやめます。自分の身体を大切にしていなかった事に気がつきました。」と声に出して言っていました。それは、脱ステロイド・体質改善への執着がなくなった瞬間でもありました。

次の日、早速皮膚科に受診しました。その時診て下さった先生は、全身真っ赤に炎症が起きている私を見て、「よく頑張ったね。でも、あなたの身体は大火事が起きてる状態だから、まず火を消してあげないといけないから飲み薬も塗薬も使ってもらうけど、大丈夫?」とおっしゃいました。そして、皮膚の構造、塗り薬の使い方、ケアの仕方まで、丁寧に説明して下さいました。私は、この先生に出会えたことに感謝しました。

その後、お薬を使うことで炎症はみるみる引いていき、気持ちも楽になり、日常生活を普通に過ごせることに幸せを感じました。バリア機能を失った肌はとても敏感で、少しの外的要因でかぶれたり炎症を繰り返しますが、薬を使用しながら身体を見直してゆく中で、ERT療法との出会いがありました。

脱ステロイドを止めてから5年経った現在、気管支喘息は1年ほど前より治まっています。身体に薬を塗る事も無くなっています。顔に関してはまだ敏感です。

今は、炎症が起きれば薬を使おうと思っているし、時間はかかっても少しずつですが強くなっている肌に、人間の持つ自然治癒力の素晴らしさを実感しています。

次回、ERT療法との出会いを、もっと詳しくお話ししたいと思います。

つづく


※決して「脱ステロイド」を否定しているわけではなく、あくまでも、私の経験からお話しさせて頂いております。どのような治療を選択するかは各個人の自由です。ただ「脱ステロイド」をするならば、それに詳しい医師の元で適切な指導を受けながら取り込むことが大切だと考えております。


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